おいおいケラモフの勝ちじゃねーのか!判定どうなってんだ!
みたいな声がネット上に多くあります。確かに判定の詳細、気になるところですよね。
で、判定の詳細がありました。一般社団法人日本MMA審判機構のサイトです。

■第3試合 RIZIN MMAルール 66.00kg契約 5分3R
https://www.mmaofficials.jp/20210613_rizin/#
○斎藤 裕(パラエストラ小岩/65.70kg)
判定2-1
×ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイト・クラブ/65.60kg)
レフェリー:片岡誠人
ジャッジ:
豊永 稔/赤・斎藤 [D 0-0/ A 0-0/ G 0-20]
松宮智生/青・ケラモフ [D 0-0/ A 0-30/ G 0-20]
大藪吉郁/赤・斎藤 [D 0-0/ A 0-0/ G 0-20]
※2R、青・ケラモフにイエローカードを提示(反則:レフェリーによる「注意」宣告後もロープを掴む行為および対戦相手のコスチュームを掴み自身の体勢をコントールする行為を続けた為/▲20)
イエローカードによりケラモフ選手は判定負け
点数だけみると、斎藤選手は3人のジャッジから0をもらっています。(サッカーボールキックしたのにね…)
じゃあなんでケラモフ選手が負けたのかというと、イエローカードのマイナス20が効いたみたいです。
マイナス20で考えると、ジャッジ豊永稔とジャッジ大藪吉郁の判定はどちらも0になります。ではなぜ斎藤裕選手が選ばれたのか…ここは分かりません。サッカーボールキックの印象が効いたのかもですね。(後述する、眼球グリグリの訴えかもしれません)
ちなみに、
- D:相手に与えたダメージ(打撃とグラップリングを同じ重みで考え、効果的な打撃やグラップリング(投げ技・サブミッションなど)による試合への影響度を評価する。)
- A:アグレッシブネス(ノックアウト及びタップアウト等の試合の決着を狙う攻撃についてどちらが上回っていたかを評価する。)
- G:ジェネラルシップ(試合のペース、場所、ポジションなどの支配についてどちらが優れていたかを評価する。)
です。より詳細は、RIZINルールを参照ください。
また、スタッツはなぜかツイッター上にあります↓

『Thrown/Landed』とは、『出した技の合計数/当たった技の合計数』です。
気になる数字をピックアップして表にしてみますと↓
当てた打撃 | 成功したテイクダウン | グラウンドコントロール | |
斎藤裕 | 29発 | 0回 | 1分2秒 |
ケラモフ | 26発 | 6回 | 5分54秒 |
テイクダウンの差が顕著ですね。
ケラモフ選手はかなりダーティーな試合をした
斎藤裕選手のYouTubeチャンネルで試合の振り返り動画がアップされておりました↓
こちらの動画によりますと、
- ショーツをつかむ
- ロープをつかむ(ロープをつかまれなければ、ケラモフ選手をテイクダウンできていたそうな)
- 殴ったついでに、切れたまぶたの傷口を指でグリグリ
- まぶたの傷口をグリグリするついでに、眼球もグリグリ
を、ケラモフ選手はしていたそうです。
眼球グリグリされてさすがに斎藤選手は「目に入れてる!」と訴えたそうな。これがイエローカード+αとして作用して、判定で勝利したのかもですね。
以上、斎藤裕選手と、ウガール・ケラモフ選手の判定の詳細についてでした!
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