RIZIN33で、榊原CEOがこんなことを言っておりました。
「斎藤裕選手には無理をさせたかなぁ」と。
3分30秒あたりから朝倉斎藤2について触れています。
斎藤裕は朝倉未来2のオファーをすぐには受けなかった
こちらの動画によると、斎藤選手は朝倉未来選手との再戦のオファーをすぐには受けなかったそうです。
まぁそりゃそうですよね。10月24日の牛久選手との試合で目の上をカットしてるんですから。それでいて大晦日の試合に出るとなると、体を癒す期間も短ければ、練習も満足にできません。(傷が開く恐れがあるから)
また榊原CEOはこんなことも言っています。
「今日の試合を見る限りでは、ベストなコンディションではなかったというふうに見受けられました」と。
実際、斎藤選手の試合前動画では、連戦の影響か水抜きが大変だったというようなことを言っています↓
でさらに続けて榊原CEOはこうも言っています。
「一方、朝倉未来選手はランドマーク以降、大晦日に向けて、クレベルになるのか斎藤裕になるのか誰になるのかということが決まる前から大晦日に向けた準備がしっかり整って、まぁその中で彼が望む斎藤選手との再戦ということだったので、さらにモチベーションが上がっていい仕上がりだったと思います」とのこと。
斎藤裕ファンからすると、斎藤選手も朝倉未来選手と同じくらいの試合期間で練習と対策ができたのであれば、あの試合はまた別のものになっていただろうなぁと。試合期間が同じであれば、斎藤裕が必ず勝つ!なんてことは言えませんが、この前の試合以上の素晴らしいものになっていたのではないでしょうか。
ネット上では「もう斎藤裕は朝倉未来に勝てない。だって大晦日の試合は完勝だったじゃん?」というような意見が目立ったりしますが、私は決してそんなことはないと思っています。だって試合期間が短かったから、公平とは言えないもん。
まぁなんにせよ、榊原CEOの斎藤選手に対する考え方がかなり変わったなぁと笑。ケラモフ戦が終わった時なんて、「しっかり勝てよ!」って言ってましたからねw
>榊原CEO、斎藤裕に厳しすぎる問題【スカッと一本で勝てよ】
朝倉未来 対 斎藤裕3はぜひ公平な期間を設けてくれ【さらに最高の試合のために】
朝倉選手も斎藤選手もRIZINフェザー級のトップ前線にいる限り、いずれは再戦があるでしょう。たとえば朝倉選手が牛久選手に勝ち、斎藤選手がクレベル選手に勝てば、再戦が年内にある可能性もあります。またフェザー級グランプリが開催される可能性だってあります。
次こそは、2人とも万全の状態で出てほしいものです。
朝倉選手は今回の斎藤戦に対して、「急なオファーだったから体重を落とすのが厳しかった」みたいなことを言っていますが、大晦日のオファーはずっと前からあったことは事実なのです。榊原CEOがこちらの動画で発言しています↓
45分あたりです。
11月の頭には話を進めていたそうです(ちなみに斎藤選手は10月24日に試合でした)。この時は斎藤選手ではなく、クレベル戦のリベンジとしてRIZIN側は提案しており、この提案に対して朝倉選手は「いいですね」と答えていたそうです。
ただ朝倉選手は、大晦日はクレベルではなく斎藤選手の提案が来ると思っていたそうです。つまり朝倉選手はすでに斎藤選手対策を始めていた、少なくとも頭の中では対斎藤裕の構想を練り始めていたわけです。
結果、クレベルサイドとは折り合いがつかず、斎藤選手がオファーを承諾したというかたちになりました。(コロナの影響で外人選手が入れなくなったというのも影響しているっぽいです。ケラモフ選手は誰と戦う予定だったんですかねー)
そして榊原CEOはこんなことも言っています。
「斎藤選手側はケガが思いのほか治りが悪くて、(オファーの承諾に)時間がかかった」
くるみさんの「未来さんの怪我はどうなんですか?」という質問に対しては、
「わかんない。怪我してないんじゃないの?俺はもうそこから戦いが始まってると思っている。未来が怪我させたと思わせているだけで、実はまったく怪我してないじゃないか」
ということも発言しています。
こういうのを聞く限り、どう考えてもフェアじゃなかったんですよね。それが格闘技と言われたらおしまいですし、斎藤選手の漢気がすごいといえばそうなんですが、「大晦日だから」というような幻想みたいな言葉を信じ切らなくてもなーと思うばかりなのです。
こちらの斎藤選手の動画では、榊原CEOに事務所で「朝倉選手との試合をテレビで放送すれば、格闘技の素晴らしさが伝わる」みたいなことを言われていたそうな↓
たしかに今年はコロナの影響でガキ使がなく、視聴者を獲得するにはチャンスだったかもしれません。
でも蓋を開けてみると、視聴率なんて去年とさほど変わりませんでした。
昨年12月31日にフジテレビ系で放送された格闘技イベント「RIZIN(ライジン)33」の中継番組「大晦日はRIZIN」(午後6時~同11時45分)は、第3部(午後8時~同11時)の平均世帯視聴率が7・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが2日、分かった。昨年より0・1ポイントアップし、新世代の人気選手らによる激闘が視聴者をひきつけ、熱い格闘技人気が裏付けられた格好となった。
https://www.nikkansports.com/battle/news/202201020000428.html
(視聴率にはPPVの人はカウントされていませんが、「お茶の間に届けたい!」ということが目的なのであれば、去年とあんまり変わらなかったとしか言えないですね。と言っても0.1ポイントは大きい数字と言えるかもしれません。言えないかもしれないけど。)
まぁなんにせよ、私はベストコンディションに近い状態での試合が見たいんですな。「コンディション悪くても、練習があまりできなくても、大晦日だからやっちゃう!」というのは個人的にはどうなのかなーと。
もちろん格闘家のために興行をしっかりとしていくというのは大切です。でも大会って選手ありきなんですよね。コンディションが悪い状態で出場し、大きな怪我を負って人気選手が次の試合になかなか出られなくなったりでもしたら、そっちの方が興行にマイナスだと思うんですよ。
フェザー級は朝倉選手や斎藤裕選手以外にも、いい選手がたくさんいます。どんどんRIZINに集まってます。10月24日に目の上を深く切った斎藤裕選手を無理に引っ張り出してこなくてもよかったのではないか、怪我してて練習期間も少ない選手を無理に戦わせる必要はなかったんじゃないかなーと思うばかりなのです。まぁめちゃくちゃいい試合で、最高に盛り上がったんですけどw
コメント