2021年大晦日、斎藤裕選手が朝倉未来選手にフルマークで判定負けしました。
斎藤裕ファンとしては超ショック。
でも、朝倉未来選手が強かった。マジで強かった。文句なしの勝利です。
そして斉藤選手はまたしても顔が腫れてます。鼻血がめちゃくちゃ出てました。これ、また鼻の骨折れててもおかしくないんじゃないかな。
あぁ2021年末。
さっそく敗因を考える
頭を整理するために、さっそく敗因を整理してみようかと思います。
結論から言うと、『完全に朝倉選手の距離だった』と言うことでしょうか。遠い間合いからリーチの差を活かしてプレッシャーとダメージを与えるという、朝倉未来選手の得意なパターンにハマっちゃったと思います。
ではなにがその距離を作ったのかというと、『関節蹴り』です。
今回の試合では朝倉選手は膝関節の蹴りを多用していました。特に1R。これで朝倉選手に距離をつくられちゃった感じです。
朝倉選手の距離になってしまったため、斉藤選手のローキックは空振りしたりしていました。
これで斉藤選手は、①近づいて打撃を当てる、②テイクダウンで一気に距離を潰す、の2択に絞られてしまいました。
テイクダウンを狙うも、コーナーに押しつけるだけで展開が進まずブレイク。
打撃を当てようと近づくと、朝倉選手の強烈なカウンターにやられ、フラッシュダウン&鼻血。
そして2Rは終了。
打撃では分が悪いことがわかった斉藤選手は、2Rの後半以降と3Rはテイクダウンを積極的に仕掛けていきました。しかし、『斉藤選手の選択肢が減り、テイクダウンを仕掛けてくる』ことは朝倉選手も分かっていました。ですから、いいようにテイクダウンは切られるし、コーナーに押し付けても展開が進まないのでブレイクされ時間だけが過ぎて3R終了。
斉藤選手は果敢に3Rで攻めました。しかし、2Rでもらった強烈な打撃を打ち消すだけのダメージを朝倉選手に与えることはできず、斉藤選手はフルマーク判定負けしてしまいました。
朝倉選手の戦術にまんまとハマってしまった…。というか朝倉選手がうまかった。
また、テイクダウンをいいように切られたのも、1Rで朝倉選手が放った膝蹴りが関係しているようにも思えます。膝蹴りは、前の牛久戦で苦い思い出がありますからね。
膝蹴りを警戒するあまりか、斉藤選手のテイクダウンの姿勢ががかなり低かったです。1年前に見せた走りながらのテイクダウンであれば、テイクダウンはそこまで切られなかったのではないでしょうか。いやでも、膝蹴り怖いもん。
というわけで、朝倉未来選手がうまかった。
関節蹴りで距離をつくり、
膝蹴りで斉藤選手のドライブ気味のテイクダウンをやりづらくし、
自分の距離で戦いながら、入ってきた斉藤選手にカウンターを合わす
うまい。うますぎるわ。(格闘技素人の感想です)
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