2021年大晦日の斎藤-朝倉戦2を楽しみにしている方、こんにちは。
試合、そろそろですね。楽しみになってきますね。
んで、いろいろな格闘家の方の勝敗予想を見ているわけなのですが、まぁ朝倉選手の勝ちと言っておられる方が多いこと多いこと。(先日の石渡塾長のYouTubeライブでは、「(朝倉勝利予想をする人は)コラボしたいからじゃない笑」みたいなことをおっしゃっていましたが、実際そうなんだと思いますw)
正直なところ、なぜここまで多くの人が朝倉選手の勝ちを予想しているのかがわかりません。だってさ、前の試合で斎藤選手は競り勝ってるんですよね。(高速ブレイクという理不尽っぽいこともありながら)
そしてあの試合以降のRIZINは、ロープ付かみにイエローカードを出すようになりました。ロープ掴みが減点という判断になるのであれば、前の試合でもさらにはっきりとした斎藤選手の勝利となっていたでしょう。
多くの格闘家が、なにをもってそこまで朝倉選手の勝利を予想しているのかが分からんですたい。五分五分くらいなら全然分かるんですけど、私が見る限り9割の格闘家が朝倉選手支持なのです。ちょっと『あわよくばコラボしたい欲』が見えすぎているような笑
引き出しが多い斎藤選手の方が有利と言えそう
9割の格闘家が朝倉選手勝利を予想する中、このお方は斎藤選手有利という見方をしておられます。
堀口恭二選手です。
堀口選手が言うんだったら、そりゃそうだろとしか言えません。(堀口選手も明確に「斎藤有利!」とは言ってはいません。どちらかというと…という感じですね。)
こちらの動画です(18分あたりから年末のRIZINについて話しています)↓
インタビュアーが、「朝倉選手と斎藤選手はどちらが有利と思われますか?」という質問を、堀口選手にします。
それに対して堀口選手は「格闘技は一発ミスしたら終わりの世界なので、どちらかというと自分は斎藤選手の方が引き出しが多いんじゃないかと思ってますね」と答えています。
「ミスしたら一発で終わり」という言葉は、前の堀口選手の試合もそうですし、牛久戦もそうですよね。格闘技の怖いところです。
>斎藤裕チャンプ、牛久選手に敗北【膝蹴りの出血により2Rドクターストップ】
あ、岡田遼選手の堀口恭司vsセルジオ・ペティスのファイトレビューがよかったのでぜひ↓
朝倉選手は66kgフェザー級で最後に勝利したのは2年前
ちなみにですが、朝倉選手が66kgの正規フェザー級で最後に勝利したのは2年前のRIZIN20のジョン・マカパ戦です。
RIZIN21のダニエル・サラス戦は68kgで勝利。
RIZIN25の斎藤裕戦は66kgで敗北。
RIZIN26の弥益ドミネーター聡志戦は68kgで勝利。
RIZIN28のクレベル・コイケ戦は66kgで敗北。
RIZIN LANDMARK vol.1の萩原京平戦は68kgで勝利。
朝倉未来選手の直近の5試合を見ると、68kgで3勝、66kgで2敗です。
66kgではずっと勝ててないんですね。(まぁ66kgの相手がトップどころで、68kgがトップどころの相手ではないとも言えますが)
ということを加味していくと、「やっぱり朝倉未来勝利を言いまくってる格闘家っておかしくね?」と私は思っちゃうわけですな。格闘家であれば契約体重はシビアに気にするところだと思うのですが、みんなそこを見てないんですよね。不思議。(YouTubeのコラボ狙いなら不思議でもなんでもありませんが笑)
とは言っても不安要素もある
と言いましても、100%斎藤選手が勝てるわけではありません。
大きな不安要素の1つが、牛久戦で深くカットした目の上の傷ですね。
牛久戦から期間も短いので傷口が完全に塞がっているのかはわかりませんし、傷口が開かないように練習するしかないので調整も難しいはずです。(厳しい練習をしながらの減量なので、傷口を治すエネルギーが体に余っているのか…)
朝倉選手の強烈な左ストレートや左ハイキックをもらったら傷口が開いて、またしてもドクターストップがかかりかねません。それを避けるためには、細心の注意を払って目の上を守らなければなりません。となると、スキが生まれるわけですね。傷口を狙う攻撃と見せかけた、他の攻撃とかとか。
それと試合期間の短さも不安要素の1つです。朝倉選手より試合期間が短いんですよね。
そして朝倉選手は前の試合が68kgだったのに対して、斎藤選手は66kg。つまり、斎藤選手の方が減量と水抜きによる体への疲労が大きいわけです。斎藤選手は34歳なので決して若くはありません。連戦+水抜きのダメージは体を蝕んでいるでしょう。不安が残るところです。
ってことでどちらが勝ってもおかしくない、かなり緊迫感のあるいい試合になるのではないでしょうか。もちろん私は斎藤裕勝利を信じてます!たぶん今回は高速ブレイクもないだろうし、ロープを掴んだらイエローカードが出るので、斎藤選手のテイクダウンからの寝技や四つ組がより有効になると思うんですよね。で、体力を削り(朝倉選手は慣れない66kgの減量苦もあるでしょうし)、テイクダウンと打撃をおりませながら徐々にペースをつかみ、判定勝利すると予想しております。(打撃が超うまい朝倉選手相手にさすがにKOは難しそうですよね。)
ワクワクですな。
ってことで、みなさま試合を楽しみましょ〜!!
追記(2021/12/30)
不安要素が出てきました。
斎藤選手がアップした計量後の動画です。
水抜きを3キロないくらいしたらしいのですが、なかなか落ちなかったとのこと。連戦の影響などがあるのでしょうか。
で、それ以上に気になったのが水抜きの量です。
ケラモフ戦のこちらの動画では、もっと水抜きしてるっぽいんですよね↓
お粥を食べる前の水分補給だけで3キロは体重が戻っています。
つまり、今回は練習不足の影響かうまく体がつくれていないかもしれないのです。筋肉量が減り、あまり水抜きをしなくてもよかったのかもしれません。ちょっと不安ですな。
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